魅力のない負債のみが遺産となる場合の相続放棄は妥当となります

核家族化が進んでいる現代日本社会においては、子供や孫、親戚と離れて生活をしている人が大半となっているわけでして、それゆえ遺産がどのくらいあるのかを生前に明確にしないまま他界しているというケースが多くなっています。
賃貸アパートに一人で住む老人も多くなっている現在では、他界したときだけ遺族が顔をあわせるということもあるわけでして、そのときはじめてどのくらいの遺産があるのかが判明するのです。
もちろん銀行口座にいくらか貯金があるというケースのほうが多いとされていますが、独居老人でよくあるケースが、負債である借金額が貯金額を上回っているケースです。
法律的にいうと負債だけがある場合においては相続放棄が手続きとして認められていますので、妥当な方法となります。
このとき気をつけなくてはいけないのが、他界したショックで動転していたとしても、法律でいうと相続放棄の手続きを申請することができるのは他界してから三か月以内となっていることです。
相続放棄は妥当な手段として認められているので、三か月の期限に気をつけておけば負債の責任を負わずに済みます。

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